近状報告日記
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イトケンは希望の光。
■ゲームは本当に「アクション」だけ
戦闘システムが本格的アクション(ジャンプしたり防御したり)になりそれに対して批判が集まっているんだと思っていたのですが、ゲームでの表示もアクションタイプ(マリオのような1-1、1-2表示)になっていて、そこが残念。一度クリアするとストーリー中で自由にあのフィールドを歩く事は出来ない(タイトル画面で面を選択して遊ぶ事は可能)んだな、と思うと「マリオ」や「グラディウス」などのゲームをしている気分になり、ストーリーを味わう気分を根こそぎ奪われました。フラミーも操作できないし。
プレイする前は「ワンダ」のようにフィールドで自由に動けると期待していたのですが、そうなるとこのゲームの売りである物理演算処理が大変になるから完全ステージ制になったのかな、と思いました。
だたジャンプしたりガードしたりするアクションゲーじゃ味気ない(どこにでもあるアクションゲーになるから売りが欲しい)から物理演算を取り入れたと仮定して話を進めますが、このゲームの戦闘システムは嫌いじゃないけど、でもね、「聖剣」というタイトルを背負う場合、ファンがその物理演算とRPG要素、どちらを取るかと言ったらRPG要素なんだよ。今までこのタイトルのファンだった人は本当に辛い状況になったと思う。
又、物理演算という企画が先ででも新しいタイトルで挑戦するのは売上が気になるからアクションとしても作れる聖剣シリーズで「聖剣らしさを残したまま物理演算」をやろう! という流れだったと仮定したら、残念ながら比率は「物理演算>聖剣」かな。チャレンジアリーナ(時間制限が設けられたアクションに特化したステージ)の存在がそれを物語っている気がします。
ストーリーは確かに「4」という位置づけでもいいと思うけどこのシステムは納得できないファンが多くても仕方ない。「FF12」の戦闘システムをちょっとアクション風に変えた方がまだ良かったんじゃないかな、と思った。どうしてもこのシステムがやりたいなら「4」なんてつけないでストーリーを変えた外伝的な物にすればよかったのに。
イージーモードやノルマを達成して入手するエンブレムを金で解決できる所などはアクション苦手な人(今までのファン)への配慮も含めていたのかもしれませんが、残念ながらファンが望んでいない配慮ばかり。気を使う所がズレまくってますな。
■ストーリー
内容は個人的には好きです。しかし、ちょっと描写が薄いと感じる人も多そう。最近のFFみたいに感情垂れ流しムービーばっかりになるくらいなら、私はこのさっぱり具合の方がいいけど。
表情とか仕草とか、言葉以外にも物語っている部分はあったので薄い訳では無いと思う。
■音楽
第6章あたりからでしょうか。
「まだかな~。過去作のアレンジ曲まだかな~。どこで使われるのかな~。焦らし上手だなぁオイ!(よだれ)」と思っていたのですが、馴染のある曲はフラミーくらいで初代聖剣の名曲は何処にも使われていないままEDへ。
「俺の青春は何処へ……」と打ちひしがれていたらアリーナで使われてました。
……へ?
オ、オイ! アホか!!! 名曲を贅沢に使いすぎだろ!!!!! しかもタイムアップ間近になると曲調変わるじゃねーか!! ドアホ!! どんだけ贅沢してんだ!!!!! 俺はストーリー中に使われているのを期待してたんだぜ!!!!! ……正直意味が分かりません。本当はもっとストーリーを充実させるつもりで曲も沢山作ってもらったけど上手くいかなくて削って、でも曲は勿体無いから特別ステージ(アリーナ)でも作って使うか~、みたいなノリだったんでしょうか?(超憶測)
名曲をこんだけ無駄遣いできるなんて……スク○ニが恐ろしい。因みに私の全ての基準は「GB版聖剣」なので他の聖剣の曲はストーリー中に使われていたかも。
しかし第6章のボス戦には驚いた。まさかここで-愚者の舞-が流れるとは!(公式HPのムービーで流れる優美なあの曲)
この曲はどこで流れるのか超楽しみにしていた自分としては、この使われ方は非常に燃えた!!! たまらんね!!! この戦闘にはイラついたが曲のおかげで燃えてました。イトケン大好き!! このゲーム買ってよかった!! やっぱりプレイ前とプレイ後に聴く曲はテンションの上がり方が違う。-愚者の舞-は「ロマミン」の-決戦!サルーイン-と同じくらい、ずっとリピートしていても飽きない曲(基本的にイトケンの曲はリピートしてても飽きないけど)。私にとって聖剣にはイトケンが必要です。
他の曲も好きなのばかりなのですが、EDはもうたまらん。泣いた。曲に泣いた。スタッフロールの-終わりなき愛-で、-伝説よ永遠に-のメロディが流れて涙腺破壊された。イトケン大好き。
前にも述べた気がしますがイトケンの曲って格好良い! とか綺麗! とかだけじゃない、心に染み入る曲が多いんです。暖かみや深みがあって、聴いていると涙が出てきてでも自然に笑顔になれる曲。
格好良いだけじゃダメ。綺麗なだけじゃダメ。だから私にとって、聖剣にはイトケンが必要だ(あくまで私比較なので他の作曲家を非難したい訳じゃないですよ)。彼の癒しサウンドが思う存分発揮できる数少ないゲームだと思う。
私にとって聖剣のテーマソングは-Rising Sun-です。それ以外認めない。
CD買う。イトケンと知った時から決めてたけどCD買う。
酷評されている「聖剣4」ですが、総合的に私は好きです。個人的に2は自分の求めている聖剣じゃなかった(そもそも最初は別タイトルとして作られていたみたいだし)から、こっちの方が自分の求めている聖剣だった、という意味合いでは「聖剣伝説」だったよ。
私の中の比率はGB版聖剣>聖剣4>新約>聖剣2かな。残念な点も多かったので大満足! という訳では無いけど、まぁこんなもんじゃないかな。
ぶっちゃけイトケンじゃなかったら「……うーん……」で終わっていたかもしれないが(苦笑)。
余談ですが、クソゲー具合で言ったら「聖剣2」の方がクソゲーだったなと思う。ストーリー云々以前にバグだらけだったもん。そんな私は「ロマサガ」もクソゲーだと思っているけど大好きです。
以下はネタバレ含むので隠します。
ストーリーは私の好物の悲恋でたまんね~。最初から分かってたけど切ね~。少なくとも私は「聖剣2」より好き。「聖剣2」は後半で「ポポイ消えちゃうよ」と知らされるからちょっと切なさ押し売りっぽくてウザかった。ストーリーの途中で知るのはイヤなんです。GB版でジュリアスを倒した後に「ヒロインがマナの樹になる」と知ったように、話の最後に「リチアを剣で突く」事を知されるのがいいんです。今まで頑張ってきたのは何だったんだ、みたいな葛藤がいい。
レキウスが妖魔化してしまった時は「そんな…」と「やっぱり…」が入り混じってどんな顔していいのか分からなかったですね。
仮面の導師とアニスは結局何をしたかったのか描写があっさりしすぎてて分かりにくいという気がするけれど、1000年前に彼等の物語があった訳でそれをストーリー中に細かく明かすか明かさないかは私にとって然程問題じゃないかな。実生活でも出合った人の人生を細かく聞かないじゃないですか。それと一緒の感覚。
ストラウドとエルディが兄弟という意味合いはもうちょっと描写が欲しかった気もしますが。彼等の血筋(ロリマー王家)が魔界の扉と何か関係があったのかな? 赤子の頃に捨てられたエルディはそれに魅かれるように魔界の扉があるイルージャ島に流れ着いたのかな? と勝手な妄想してます。
そしてこの話から何千年後かにGB版のストーリーに繋がるのかな~と妄想。精霊がいるのを考えると新約に繋がると考えた方が無難なんだろうけれど…新約は……うん……やっぱBG版が好きなの。
昔のゲームの描写ってこのくらい淡白でしたよね。容量の関係だろうけど、謎が多いまま終わってしまう事が普通だった。でもそんなゲームストーリーの謎めいた部分を自分流にアレンジできる自分としてはこれくらいは許容範囲です。だから私はゲームが一番好きだ。