近状報告日記
07年6月10日に男子を出産してから育児しながらゲーム・マンガ中心に綴っています。最近は奇面組にお熱。
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「火垂るの墓」
8月になると「ほたるの墓」が放送されますけど、子供の頃に見た時の感想って「暗い・辛い・重い」っていうものしか出てこなくて、気持ちが沈むからどちらかと言うと見たくない作品だったんですけど、出産してからはこの兄妹の生き方が違って見えるかもしれないと思って放送見てみました。
いやー、面白かった! 当時の状況を考えると物語を盛り上げるために無理矢理な展開にしてるんじゃないかと少々疑問はありましたけど、面白かった。
これ、年齢の描写が凄いですね。「清太は14、5歳で節子は4、5歳だろうな」と思ってみていたんですけど、後に調べてみたら14歳と4歳でビンゴ。凄いですね。その年齢の特徴をよく捕らえた描写だと思いました。特に節子の仕草が凄いと思います。あと声。節子が清太にしがみついて「いかんといて」と連呼する声が子供の演技とは思えないリアルさでこの作品のレベルをより高めていると思いました。
あと兄の清太が節子が母親が死んだと知っていたと知って泣いたのって、子供の頃は「節子にバレてしまった、辛い思いをさせてしまった」って意味合いだと思っていたんですけど、全然違った。
一人で抱え込んで頑張って涙飲み込んでいたものがようやく開放されたんだな、節子に甘えているんだなと思うようになりました。
まだ私が小学生だったためか初めて見た時は清太がとても頼もしい兄に見えていて大人な印象を持っていたんですけど、今見ると分かる子供らしさとか、中学生がそんなに強い訳が無くまだまだ母親に甘えたい年頃で弱い子供だったと気付きました。
それゆえに厳格な父と優しい母親に包まれ裕福で甘やかされて育った彼(家族写真を撮るシーンを見る限りそんな雰囲気)は、親戚のおばさんの言葉に耐えられなかったんだろうなと思いました。本当なら節子を守るために土下座でもなんでもしてプライド捨てて、おばさんの言うとおりに学校行くなり仕事探すなりしてあの家に置いてもらう事を選択しなければならなかったハズなのに、自分の居場所が欲しいために家を出てしまったのかな、と。多分反抗期も入っていたのかもしれないけど。
で、おばさんみたいなキツイ性格の女性って好かれてナンボなところがあるじゃないですか。媚を売りたい訳じゃないけど一度好かれるととことん贔屓してくれるタイプの女性だと思うんですよ。意外と優しい部分もあると思うし。嫌な部分しか見れなかった清太はやっぱり甘やかされて育ったんじゃないかと思った訳です。
「ビックリマン」もそうだったんですけど、子供の頃のトラウマ作品を見るのがちょっとブームです。
「ハイジ」も一度だけ、優しいおじいさんがハイジを叱るシーン(学校へ行かせる為に子ヤギを売ると言ったおじいさんにハイジが抵抗した為)があるんですけど、子供の私はあれがちょっとトラウマというかショックで「何でそんなに怒るの」と疑問だったんですけど、あれはハイジを叱ったのではなく自分のエゴでハイジを縛り付けるのをやめる決意の表れだったんじゃないかと思って泣いた。おじいさん……(涙)。
子供の頃って本当に何も理解してなかったと恥ずかしく思いつつ、今なら少し分かるような気がしてちょっと嬉しい。
いやー、面白かった! 当時の状況を考えると物語を盛り上げるために無理矢理な展開にしてるんじゃないかと少々疑問はありましたけど、面白かった。
これ、年齢の描写が凄いですね。「清太は14、5歳で節子は4、5歳だろうな」と思ってみていたんですけど、後に調べてみたら14歳と4歳でビンゴ。凄いですね。その年齢の特徴をよく捕らえた描写だと思いました。特に節子の仕草が凄いと思います。あと声。節子が清太にしがみついて「いかんといて」と連呼する声が子供の演技とは思えないリアルさでこの作品のレベルをより高めていると思いました。
あと兄の清太が節子が母親が死んだと知っていたと知って泣いたのって、子供の頃は「節子にバレてしまった、辛い思いをさせてしまった」って意味合いだと思っていたんですけど、全然違った。
一人で抱え込んで頑張って涙飲み込んでいたものがようやく開放されたんだな、節子に甘えているんだなと思うようになりました。
まだ私が小学生だったためか初めて見た時は清太がとても頼もしい兄に見えていて大人な印象を持っていたんですけど、今見ると分かる子供らしさとか、中学生がそんなに強い訳が無くまだまだ母親に甘えたい年頃で弱い子供だったと気付きました。
それゆえに厳格な父と優しい母親に包まれ裕福で甘やかされて育った彼(家族写真を撮るシーンを見る限りそんな雰囲気)は、親戚のおばさんの言葉に耐えられなかったんだろうなと思いました。本当なら節子を守るために土下座でもなんでもしてプライド捨てて、おばさんの言うとおりに学校行くなり仕事探すなりしてあの家に置いてもらう事を選択しなければならなかったハズなのに、自分の居場所が欲しいために家を出てしまったのかな、と。多分反抗期も入っていたのかもしれないけど。
で、おばさんみたいなキツイ性格の女性って好かれてナンボなところがあるじゃないですか。媚を売りたい訳じゃないけど一度好かれるととことん贔屓してくれるタイプの女性だと思うんですよ。意外と優しい部分もあると思うし。嫌な部分しか見れなかった清太はやっぱり甘やかされて育ったんじゃないかと思った訳です。
「ビックリマン」もそうだったんですけど、子供の頃のトラウマ作品を見るのがちょっとブームです。
「ハイジ」も一度だけ、優しいおじいさんがハイジを叱るシーン(学校へ行かせる為に子ヤギを売ると言ったおじいさんにハイジが抵抗した為)があるんですけど、子供の私はあれがちょっとトラウマというかショックで「何でそんなに怒るの」と疑問だったんですけど、あれはハイジを叱ったのではなく自分のエゴでハイジを縛り付けるのをやめる決意の表れだったんじゃないかと思って泣いた。おじいさん……(涙)。
子供の頃って本当に何も理解してなかったと恥ずかしく思いつつ、今なら少し分かるような気がしてちょっと嬉しい。
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