近状報告日記
07年6月10日に男子を出産してから育児しながらゲーム・マンガ中心に綴っています。最近は奇面組にお熱。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「あたし彼女」を読む。
友人が読んで感想を述べていたのが気になって携帯小説の「あたし彼女」を読んでみました。
ナニコレ マジありえねぇ 文章じゃねーじゃん つーか小説って言うのか?
が第一印象だったんですけど、テンポ良く読むと意外とアリでした。ちょっと泣いたよ。
でもこれは小説じゃないですね。
文章で時間・出来事を表現する事を「小説」と言うのであれば、まぁ確かに小説の部類になってしまいますけど、感覚的には詩や日記に近いと思います。
あと、読んでいてすぐに「これはほとんど作者の実体験だな」と思ったんですけど、やっぱりあとがきで実話を元にしたと書いてありました。読者にそう思わせてしまうという事は、これは小説という作品ではなく日記じゃないかなと思う訳です。
実話を元にする事がダメなのではなくて、物語に引き込ませる文章力が乏しいという意味です。
どこら辺でそれを感じたかと言うと、言葉がリアルすぎるんですよね。
ナニコレ マジありえねぇ 文章じゃねーじゃん つーか小説って言うのか?
が第一印象だったんですけど、テンポ良く読むと意外とアリでした。ちょっと泣いたよ。
でもこれは小説じゃないですね。
文章で時間・出来事を表現する事を「小説」と言うのであれば、まぁ確かに小説の部類になってしまいますけど、感覚的には詩や日記に近いと思います。
あと、読んでいてすぐに「これはほとんど作者の実体験だな」と思ったんですけど、やっぱりあとがきで実話を元にしたと書いてありました。読者にそう思わせてしまうという事は、これは小説という作品ではなく日記じゃないかなと思う訳です。
実話を元にする事がダメなのではなくて、物語に引き込ませる文章力が乏しいという意味です。
どこら辺でそれを感じたかと言うと、言葉がリアルすぎるんですよね。
主人公である「アキ」という女性が感じて綴っている言葉がリアルすぎて、読者に想像させるゆとりが無いと思いました。そこがある意味長所ではあると思うのですが、それは「同じ体験をした女性」にしか分からないリアリティで、他の読者は置いてけぼりを食らってしまう恐れがあるんじゃないかと。
例えば後半の妊娠・流産話なんてそれが色濃く出ていると感じました。
旅行に行ったときに出た「微熱」で私はすぐに「あ、妊娠してるんだ」と思った。
その後のエコーの写真に対する思いや、流産した時の病院側の対応に対する不満、産婦人科から出てきた時に会った彼氏であるトモの言葉の後の反応など、全てが似たような体験をした女性にしか分からない喜びと辛さでした。
私も妊娠8ヶ月あたりの時に相方とケンカして、積もり積もった感情から出たんでしょうけれど「死ね」って怒鳴られた事があったんですよね。普段なら何とも思わないけど妊娠中にあれは辛かった。本人は本気で言った訳じゃないしイラついて出た言葉だと分かっているけど、今でも時々思い出します。あと「完全流産」なんて言葉、経験しないと出てこないよ(流産について調べれば出てくるでしょうけれど、文章から見てそういう裏づけを考えて設定して話を作っているとは思えない)。
そして作者の文章力の乏しさがよくわかるのが白髪オヤジがトモに言った言葉。
勘違いしたトモを悟す重要な場面なのに、言葉がまとまってなかった。言いたい事は分かるのですが、もっと綺麗にまとめられなかったのかと思ってしまった。トモパートでも感じたのですが、結局は自分の言葉で文章を打っているので幼稚さが出ているんですよね。そこら辺の煮込み具合が足りなくて興ざめする時がありました。
あと誤字脱字も気になったけど「もぉ」が気になってしかたなかったです(例・もう、ここにはいない→もぉここにはいない という使い方)。男が「もぉ」とか50過ぎの母親が「もぉ」とか、ちょっとオイオイと思った。使わねーよ、と。
文句ばっか述べてますけど、私的にはアリでした。長い詩として読むと読みやすいかもしれません。
系統的には「君が前の彼氏としたキスの回数なんて俺が3日でぬいてやるぜ」しか読んだ事無いけど、三代目魚武~さんに似ている気がする。言葉がダイレクトに伝わってくるという部分では似ているし、そういう技法は嫌いじゃないです。
読んでいて物語が進むというより言葉で気持ち・時間の経過を知る、といった感覚でした。
でもこの作品が書籍化→映画化→ドラマ化とかなっていったらそれはちょっとどうかと思うけど。物語で評価されている物じゃないと思うので。
でも「女性の気持ちを知りたい」と思う男性にはちょっと読んで欲しいかも。これが女性の全てじゃないけど、恋する女性が詰まっているとは思う。
例えば後半の妊娠・流産話なんてそれが色濃く出ていると感じました。
旅行に行ったときに出た「微熱」で私はすぐに「あ、妊娠してるんだ」と思った。
その後のエコーの写真に対する思いや、流産した時の病院側の対応に対する不満、産婦人科から出てきた時に会った彼氏であるトモの言葉の後の反応など、全てが似たような体験をした女性にしか分からない喜びと辛さでした。
私も妊娠8ヶ月あたりの時に相方とケンカして、積もり積もった感情から出たんでしょうけれど「死ね」って怒鳴られた事があったんですよね。普段なら何とも思わないけど妊娠中にあれは辛かった。本人は本気で言った訳じゃないしイラついて出た言葉だと分かっているけど、今でも時々思い出します。あと「完全流産」なんて言葉、経験しないと出てこないよ(流産について調べれば出てくるでしょうけれど、文章から見てそういう裏づけを考えて設定して話を作っているとは思えない)。
そして作者の文章力の乏しさがよくわかるのが白髪オヤジがトモに言った言葉。
勘違いしたトモを悟す重要な場面なのに、言葉がまとまってなかった。言いたい事は分かるのですが、もっと綺麗にまとめられなかったのかと思ってしまった。トモパートでも感じたのですが、結局は自分の言葉で文章を打っているので幼稚さが出ているんですよね。そこら辺の煮込み具合が足りなくて興ざめする時がありました。
あと誤字脱字も気になったけど「もぉ」が気になってしかたなかったです(例・もう、ここにはいない→もぉここにはいない という使い方)。男が「もぉ」とか50過ぎの母親が「もぉ」とか、ちょっとオイオイと思った。使わねーよ、と。
文句ばっか述べてますけど、私的にはアリでした。長い詩として読むと読みやすいかもしれません。
系統的には「君が前の彼氏としたキスの回数なんて俺が3日でぬいてやるぜ」しか読んだ事無いけど、三代目魚武~さんに似ている気がする。言葉がダイレクトに伝わってくるという部分では似ているし、そういう技法は嫌いじゃないです。
読んでいて物語が進むというより言葉で気持ち・時間の経過を知る、といった感覚でした。
でもこの作品が書籍化→映画化→ドラマ化とかなっていったらそれはちょっとどうかと思うけど。物語で評価されている物じゃないと思うので。
でも「女性の気持ちを知りたい」と思う男性にはちょっと読んで欲しいかも。これが女性の全てじゃないけど、恋する女性が詰まっているとは思う。
PR
Submit Comment
時計
ブログ内検索
最新コメント
[09/04 BlogPetのユメ]
[08/07 BlogPetのユメ]
[07/10 BlogPetのユメ]
[06/12 BlogPetのユメ]
[05/15 BlogPetのユメ]
カウンター
アクセス解析